冬すみれ雑記帳

山を歩いたり、お能を見たり。

#詐欺メール急増中! dカードもメルカリも

詐欺メールがまた2通来ました。一つは「株式会社NTTドコモ」からの「【緊急】dカードが利用停止のお知らせ」というメールで、次のような文面でした。 【株式会社NTTドコモ】ご利用いただき、ありがとうございます。このたび、ご本人様のご利用かどうかを確…

要注意! 詐欺メールが増えています

最近、詐欺メールが増えているように思います。この数日の間にも2通、届きました。一つはETC利用紹介サービス、もう一つはイオンカードを名乗っていました。どちらも期限を短く切って、「至急手続きしないと利用できなくなる」と焦らせて、記載されたURLを…

山の会で義援金を集めています

能登半島の地震について、所属している山の会で会員から義援金を募ることが決まりました。阪神淡路大震災で被災した経験のある人が多いからか、対応が早かったです。例会で参加者に呼びかけたり、例会になかなか来られない人には口座振込みしてもらって集め…

「翁 弓矢立合 三人之舞」(大槻能楽堂)

明けましておめでとうございます。 元旦から大地震のニュースが飛び込んできて、「おめでとう」と言うのをためらってしまうような年明けでした。 阪神淡路大震災で被災した経験がありますので、震度4や5の余震が繰り返しやってくる怖さや、ライフラインが途…

賤ヶ岳縦走

この秋は山に行っても、紅葉する前に落ちてしまった葉が多くて、ひょっとしたら紅葉が見られないうちに秋が終わるんじゃないかと悲観したりしましたが、時期が遅めだっただけで、そこそこきれいな紅葉が見られました。 11月19日、六甲山森林植物園。 11月25…

「道成寺」(大槻文藏裕一の会 大槻秀夫三十三回忌追善公演)つづき

この日のプログラムの最後が「道成寺」です。シテを務めたのは大槻裕一さん(26歳)。大槻文藏さんの芸養子です。「道成寺」はもちろん初演。つまり、先日テレビで放送された観世三郎太さんと同じく「披き(ひらき)」なのです。 出演者の顔ぶれはとても豪華…

「道成寺」(大槻文藏裕一の会 大槻秀夫三十三回忌追善公演)

なかなか書けずにいた「道成寺」(大槻能楽堂、11月12日)の話です。日にちが経つと記憶がどんどん薄れてしまって。。。当日、プログラムに書き込んだメモ書きと、かすかな記憶を頼りに記していきます。 文藏さんのお父さん、大槻秀夫さんの三十三回忌追善公…

テレビで見た能「道成寺」(観世能楽堂)

11月12日(日)に大槻能楽堂で能「道成寺」を見ました。そのことを書く前に、少し前にテレビで見た「道成寺」について記しておきます。 10月29日のEテレ「古典芸能への招待」という枠で放送されたものです。内容は6月18日に東京の観世能楽堂で行われた「第…

すすきを見に、曽爾高原へ

曽爾(そに)高原は奈良県にあり、室生赤目青山国定公園の一部。広大な草原を、秋にはすすきが埋め尽くすことで有名です。私にとっては何年も前から行ってみたかった場所でした。この秋は山の会で曽爾高原に行く例会があるとわかり、喜んでいたのですが、ほ…

すすきを見に、大和葛城山へ

ふと気がつくと、前に更新してから1カ月以上が経っています。しないといけないことが山積みで毎日があっという間に過ぎていき、時間の余裕がありません。と、言いながらも、山歩きは週に1、2度、欠かさず楽しんでいます。 このところ、ちょっと遠出の登山…

能「檜垣(ひがき)」 大槻能楽堂(9月18日)

「檜垣」はあまたある能の曲の中でも最も扱いの重い作品の一つで、めったに上演されません。シテ(主人公)の檜垣の女は別格の上手でなければ演じきれない難しい役です。その「檜垣」が、私の一番好きな能楽師さん=大槻文藏さんのシテで見られることを知っ…

TTR能プロジェクト 「和魂Ⅸ 観世流vs.金剛流 流儀大解剖!」(湊川神社)その2

当日のプログラムを紹介します。細部まで詳しく書くのは私自身の記録として残しておきたいからです。 舞囃子 観世流「錦木」 シテ 大槻裕一 地謡 浦田保親、大江信行、齋藤信輔、笠田祐樹 笛 斉藤 敦、小鼓 成田 奏、大鼓 山本寿弥 舞囃子 金剛流「天鼓 盤捗…

TTR能プロジェクト 「和魂Ⅸ 観世流vs.金剛流 流儀大解剖!」(湊川神社)

9月最初の日曜日、神戸の湊川神社神能殿で表題の公演を見ました。去年は観世流vs.宝生流バージョンで行われ、流儀による謡や舞の違いがよくわかって、最高に面白かった。今年はシテ方五流の中で唯一関西(京都)に本拠地を置いている金剛流との比較なので、…

「睡眠用しいたけ数え動画」

ネットで見つけました。明治安田生命がYouTubeで公開しています。俳優の津田健次郎がしいたけの数を数え続けるという、ただそれだけ。でも津田健次郎の声がとてもいいので、「しいーたけが○本」という声を繰り返し聞いていると、本当に眠くなってきます。動…

いずみホールで藤原道山さんの尺八を聴く

先週の土曜日、大阪市内にある住友生命いずみホールへ和楽器のコンサートを聴きに行きました。姉がチケットを取っていたのに急用ができて行けなくなったとかで、私にチケットを譲ってくれたのです。 「新・日本の響き 和のいずみ」と題するコンサートで、シ…

能「道成寺」ほか(「第五回記念 杉信の会」、京都観世会館)…その4

こんな調子で演目を順番に紹介していたのではなかなか「道成寺」にたどり着かないので、3番目の「猩々乱」から6番目の「鷺」までは省略します。どれも「すごいものを見せてもらった」「聴かせてもらった」と感動の残るものばかりでした。 ただ、「末広かり」…

能「道成寺」ほか(「第五回記念 杉信の会」、京都観世会館)…その3

上演に先立って、杉信さんが観客へのお願いをアナウンス。揚げ幕の端からちらっと姿が見えたので、その場所から話されたみたいです。飲食禁止、撮影・録音の禁止、スマホの電源を切ってください、でも曲が終わった後の拍手はどうぞ盛大にお願いします、とい…

ろうそく能「半蔀」の立花

「半蔀 立花供養」の立花を写真に撮ってあったことを忘れていました。今日見つけたのでアップしておきます。「赤い花」と思っていたのは葉でした。季節は初夏なのに紅葉した葉を使っているところが謎です。

能「道成寺」ほか(「第五回記念 杉信の会」、京都観世会館)…その2

「第五回記念杉信の会」の曲目と出演者 1、三番叟(さんばそう) 京舞(創作) 舞 井上安寿子 後見 観世淳夫 笛 杉信太朗 2、ごあいさつ 3、舞囃子「猩猩乱(しょうじょうみだれ)」 猩々 観世淳夫、林宗一郎 大鼓 谷口正壽、小鼓 林吉兵衛、太鼓 小寺真…

能「道成寺」ほか(「第五回記念 杉信の会」、京都観世会館)…その1

白馬から帰った翌々日の7月30日(日)、京都観世会館へ。「第五回記念 杉信(すぎしん)の会」を見に行きました。「杉信」というのは笛方(笛を吹くことを専門にしている能楽師さん)の杉信太朗さんのニックネームです。 初めて杉信太朗さんの笛を聴いたのが…

能の「作り物」

前の記事でちょっと触れた、能の「作り物」についてはこちらをご覧ください。 作り物|面と装束|ユネスコ無形文化遺産 能楽への誘い こちらも参考になります。 the-noh.com 後半で触れられている「道成寺」を30日(日)に京都観世会館で見ました。次の記事…

大槻能楽堂でろうそく能「半蔀(はじとみ)」

7月に2度、能を見ました。順番に書いていきます。 7月14日(金)の夕方、大槻能楽堂へ。毎年7月に行われている「ナイトシアター ろうそく能」を見るためです。 まず点灯式。照明が消されて、舞台を囲むように置かれた和ろうそくに火が灯されます。場内が神秘…

白馬岳 つづき

翌朝、4時半ごろ山小屋の裏に出てご来光を待ちました。 見事なご来光でした。 朝日を受けてバラ色に染まった山嶺。モルゲン・ロートと呼ばれます。 朝食後、6時半に出発です。昨日も登った山頂へ。快晴で、白馬三山や後立山、槍が岳、穂高までくっきりと見え…

白馬岳に登りました

その後、もう1回追加で摩耶山へ8kgのザックをかついでトレーニング山行をしました。コースは新神戸→天狗道→摩耶山掬星台→杣谷(そまたに)→阪急六甲です。 25日(火)からがいよいよ本番です。リーダーのゆこりんさん、健脚のHさんと3人で朝10時前に新大阪…

地獄谷から万物相へ(六甲山) 夏山トレーニング2回目

水曜日は白馬岳に行くためのトレーニング山行の2回目。芦屋川駅〜芦屋地獄谷〜万物相(ばんぶつそう)〜風吹岩〜横の池(お昼休憩)〜打越峠〜八幡谷〜岡本駅のコースでした。主な目的は万物相でアイゼンを着けて歩く練習をすることです。 芦屋地獄谷は川を…

黒岩尾根〜摩耶山〜山寺尾根(六甲山)

先週、友達と3人で久しぶりに摩耶山に登ってきました。この夏、北アルプスの白馬岳に行くためのトレーニング山行です。 新神戸→市ヶ原→黒岩尾根→摩耶山の掬星台(昼食)→山寺尾根→長峰堰堤→護国神社→阪急六甲、というコース。摩耶山には山寺尾根から2回、…

裏磐梯へ3泊の旅

先週、姉と二人で福島県の裏磐梯に行ってきました。旅行はすごく久しぶり。幸い、好天に恵まれました。 関西から行くにはずいぶん遠い所です。東海道新幹線、東北新幹線と乗り継ぎ、郡山駅から磐越西線で猪苗代駅へ。駅前からホテル(裏磐梯レイクリゾート)…

お茶(茶道)の楽しみ その4 映画「日日是好日」

前の記事に載せた炭手前の動画を見てくださればわかるように、お茶の動作はゆっくりしています。一つ一つの所作をきちんと丁寧にしますし、道具を傷めないように心がけるので、バタバタした雑な動きにはなりません。これも、お茶の稽古で気持ちがしずまる理…

お茶(茶道)の楽しみ その3 薄茶と濃茶、炭手前

お茶の稽古で点てるお茶には、薄茶と濃茶(こいちゃ)の2種類があります。薄茶は少なめの抹茶に多めのお湯を注ぎ、茶筅で泡立てます。さらりとした、飲みやすいお茶です。どの程度泡立てるかは流儀によって違います。 濃茶は多めの抹茶に少なめのお湯を注ぎ…

お茶(茶道)の楽しみ その2

お茶のお稽古を楽しいと感じるのは、ほかにも理由があります。お茶室にいて、お稽古をしていると、五感が快く刺激されるのです。 視覚。お茶室という和風空間の美しさ。畳、土壁、建具、床の間、天井。それぞれが落ち着いた雰囲気です。調湿や吸音の効果もあ…