冬すみれ雑記帳

山を歩いたり、お能を見たり。

このごろの俳句

 「俳句講座」の次の句会は3月。その頃を想像した句と、今の時期の句と、両方を詠んでいます。  

    うららかや川べり走る青い靴

    菜の花や一万歩行く河川敷

    のどかさや門よりのぞく一輪車

    自転車の母子歌いつつ菫(すみれ)かな

    しぶき抑え滑る背泳二月かな

    沈丁花ピアノの稽古止みにけり

    手土産の抹茶ロールや寒椿

    冬麗(とうれい)やミントの味のチョコレート

    米粒の芽の並びたる雪柳

    ひとときの冬日タオルを裏返す