2度目の大文字山 13km
昨日、阪急交通社主催のハイキングに行ってきました。参加費は無料です。行き先は大文字山(如意ヶ嶽)。2度目なので、前に登ったときより楽に歩けるかな? と期待していました。
大文字山を銀閣寺の側から登ってインクラインの方へ下りるというコースは同じでしたが、銀閣寺までと、下りてからの経路は前回とは違っていました。
三条大橋付近の鴨川河川敷に集合して、9時半ごろ出発。平安神宮の前を通り、
哲学の道を歩きます。この途中、急に左太股が痛くなってきました。まだ山道に入ってもいないのに。おまけに雨も降り始めました。今日は取りやめにして帰ろうかな? と迷ったりしながら、雨具(上着だけ)を着ることにしました。ザックにも雨よけカバーをかけます。私にしては速めのペースで歩いてきたのですが、痛みがひどくならないようにペースを落としました。
銀閣寺を過ぎて、10時半ごろ、登山道に入ります。町中とは打って変わって、深閑とした雰囲気です。30分ほど登ると、火床がある場所に着きました。この火床は、五山送り火で「大」の字に薪が燃やされる台です。眺望抜群のスポット。ここまでは小学生の遠足でも来るんだそうです。登山口から30分で登れますからね。幸い、雨も止んできました。
昼食ポイントとして設定されていますが、まだ11時過ぎでお腹がすかないので歩き続けることにしました。急な階段を登り、再び見晴らしの良い平場に到着。ここでお弁当を食べました。
昼食後はどうしても足が重くなってしまいます。けれど、このコースは午後の方がきついのです。さらに登って、12時、山頂へ。ちっちゃな三等三角点が。
標高466m。ここからの眺めは最高です。あいにくの天気ですが。
このあと、緩やかに下るのかといえば、とんでもない。登ったり下ったりの繰り返しで、しかも登り・下りともに傾斜がきつかったり歩きづらかったりするのです。距離から言っても、登りより下りの方が長いように思います。降った雨が少なかったので道があまり濡れていなかったのは助かりました。ずっと雨具を着ていましたが、風が強くて気温が上がらず、暑いとは感じませんでした。
倒木が目立ち始めました。
前回、道を塞いでいて、またいで通った木は切ってありました。
でも、まだまだおびただしい倒木が見られる部分が残っていて、
その辺りでは「山が荒れている」という印象は変わりませんでした。
下りの最大の難所を過ぎて、しばらく歩くと、石段の下が開け、清澄な空気が立ちこめています。南禅寺の塔頭、駒ヶ滝最勝院の一部です。ここまで来ると、やっと山を下りたと感じられます。1時ごろでした。
滝は、涸れているのか、水が見られません。もう少し下ったところに塔頭の入り口があり、のぞいてみると立派な建物が見えました。
観光客が少ないわけではないけれど、敷地が広大なので気になりません。
三条通りを西へ歩き、三条東公園という住宅地の公園でゴールです。1時45分でした。参加者はなんと1682人もいたそうです。
足の痛みは山道に入ってからいつの間にか薄らぎ、問題なく歩き通すことができました。塩+ミネラルのタブレットをなめたり、アミノ酸が補給できるゼリーを食べたり、酸っぱいドライフルーツをかじったり、チョコレートを食べたり、もちろんこまめに水分をとったり、いろいろやってみたうちの、どれが効果があったのかはわからずじまいです。
前回より楽に歩けたかというと、思いがけず足に故障が起きたので、それどころじゃなかった! だけど、一度歩いたことのある道は、細かいところまでは覚えていないものの、おおよその見当がつくので、初めてのときより歩きやすいと感じられました。