冬すみれ雑記帳

山を歩いたり、お能を見たり。

能楽師のぱるおくん、動画で奮闘中

 19日に紹介した動画の話の続きです。

 その後、こんな動画 を見つけました。金春飛翔(ひかる)くん、愛称「ぱるお」が奮闘しているのですが、脱力感満載で、見ていて気持ちよく笑ってしまいます。若い能楽師にはこんなゆる〜い感じの人もいるんだ! と、感動すら覚えました(もちろん、舞台では別人のようにきりっとしているのでしょうが)。

 ぱるおくんの流儀は金春流。この流儀は今残っているお能の流儀の中でも最も歴史が古く、1400年続いており、ご宗家はなんと、81世です。ご宗家は東京に住んでおられ、ぱるおくんのお父さん、金春穂高さんが発祥の地である奈良で流儀を守っておられます。

 ちなみに、先日の記事で紹介した動画に出演している後のお二人は、金剛流の山田伊純(いすみ)さんと喜多流の高林昌司さんです。山田さんの舞は金剛能楽堂で拝見したことがあります。お稽古の基本のマナーを紹介するこちらの動画 もわかりやすくてユーモアたっぷり。楽しめます。