冬すみれ雑記帳

山を歩いたり、お能を見たり。

立山に行きました その1

 8月下旬の3日間、山友でベテランのゆこりんさんに立山へ連れていってもらいました。

 1日目。JR、富山の各停電車、ケーブル、バスを乗り継いで室堂に到着。みくりが池温泉まで歩きました。

 みくりが池。

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 こんな白い花(ゆこりんさんに名前を教えてもらったのに忘れてしまいました)や、小さめのリンドウが咲いています。

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 草紅葉も始まっていました。黄色く色づいているのはイワイチョウ

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 こちらが1日目の宿、みくりが池温泉の建物です。

 

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 荷物を置いて、付近を散策。濃い霧が立ち込め始めて、まわりは何も見えません。明日はどうなるかな?

 晩ご飯はとびきり美味しかったです。

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 左上からつぼ煮(郷土料理)、右へずんだ、海老、里芋の小鉢、右端がサーモンサラダ。下の中央はカンパチの刺身。左側真ん中は胡麻豆腐です。ご飯と味噌汁はセルフサービスだったので、自分の食べ切れる量に調節できて助かりました。 

 これだけでも豪華なのに、揚げたての油淋鶏(ユーリンチー、名前は知っていたけど初めて食べました)が追加で出てきました。

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 硫黄の匂いのする温泉でまったりして、早めに就寝です。

 

 2日目。今日も霧(山用語ではガスと言います)に覆われています。周囲の景色はまったく見えません。おまけに強風。稜線を歩くコースなので、風を防ぐものがなく、軽量級の私は吹き飛ばされそうになりましたが、ザックがそこそこ重いので、何とかこらえられました。

 今回初めて知ったのですが、「立山」という名前の山はなくて、雄山(おやま)、大汝山(おおなんじやま)、富士の折立(おりたて)の三つを総称して立山三山と呼びます。雄山、別山浄土山を合わせて立山三山と言う場合もあるようです。

 一の越(いちのこし)というところから急登になりました。空気が薄いので喘ぎながら登り、スタートから3時間ほどで雄山の頂上へ。

 

 

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 歴史を感じさせるお社が建っています。社務所でお金を払い、鳥居をくぐって山頂に行きました。

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 社務所には神主さんがおられて、お祓いをしてもらいました。

 

 大汝山へ。標高はこちらの方が少しだけ高いです。調べてみると、富山県で一番高い山で、全国でも20番目の高さだそうです。

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 さらに歩いて、昼ごろ富士の折立(おりたて)へ。この辺りの道がどんなだったか、早くも記憶がおぼろです。ただ、ときどき奇跡のようにガスが流れ去って、素晴らしい景色を眺めることができたのは鮮明に覚えています。それまで視界は限りなくゼロに近かったのが、急に開けたときの喜びはひとしおでした。

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 真砂岳に登ると、

 

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今夜の宿、内蔵助山荘へはすぐでした。私たちは朝7時前に出発して午後1時半ごろに着いたので、霧に濡れただけですみましたが、その後、雨が降り出して、びしょ濡れで到着した人たちもいました。山の天気はよく変わります。雨にあわなかっただけでもラッキー! だったのです。

 晩御飯まで時間があったので、談話室で少しばかりアルコールを飲みながら、ゆこりんさんとおしゃべりしたのも楽しいひとときでした。

 YAMAPの記録では歩いた距離は5.1km、時間は6時間47分。とてもゆっくりしたペースです。上り高低差は756m、下りは371mでした。

 

 次の記事に続きます。