冬すみれ雑記帳

山を歩いたり、お能を見たり。

立山に行きました その2

 夜中に雨が降りましたが、3日目は快晴でした。朝焼けの美しかったこと! 尖った山は鹿島槍だそうです。

 

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 別山(べっさん)に向かって歩きます。昨日とは打って変わって、北アルプスの素晴らしい景観が思う存分楽しめました。360度のパノラマです。

 

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 別山の頂上からは、北側に剱岳の威厳あふれる山容を間近に眺めることができます。

 

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 ほかの山とはまったく雰囲気の異なる山でした。登ってみたいとは思わないけど、いつまでも眺めていたい気持ちになりました。

 

 別山乗越(のっこし)を経て、雷鳥平へ降りて行きます。

 リンドウ。

 

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 ナナカマドの実が赤くなっています。

 

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 立山の広大なカルデラが眼下に見渡せます。緑に覆われて、自然の厳しさよりも人の営為のぬくもりが感じられる風景でした。

 

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 雷鳥平から室堂、そしてみくりが池温泉へは延々と登り階段が続きます。疲れた足にはとてもきつかったです。

 途中、「血の池地獄」(鉄分が多いために湖水や土が赤く見える)や、火山活動の続いている白っぽい「地獄谷」を眺めることができました。

 

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 山の姿が映り込んだ池。

 

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 やっとの思いでみくりが池温泉に着き、温泉で汗を流しました。お風呂上がりに飲んだビールの美味しかったこと! 富山名物、白えびの唐揚げとセットでいただきました。

 

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 なぜかYAMAPがうまく作動せず、記録が取れませんでした。ゆこりんさんに後日教えてもらったところでは、距離5.1km、上り381m、下り816mだったとのことです。

 かがとの痛み(足底筋膜炎)が完治しないまま行ったので、歩いている途中に痛み出さないかと気がかりでしたが、不思議なことに、立山にいる間ずっと、少しも痛みませんでした。立山の神様が守ってくださったのだろうと今でも思っています。