冬すみれ雑記帳

山を歩いたり、お能を見たり。

映画「ドライブ・マイ・カー」

 久しぶりに映画館で映画を見ました。濱口竜介監督・脚本の「ドライブ・マイ・カー」。今年、カンヌ映画祭脚本賞を受賞した作品です。上映時間約3時間という長編ですが、少しも飽きることなく、最後まで集中して見続けました。

 内容についてはネタバレになるので書きません。人を愛するとはどういうことなのか、人と人とのコミュニケーションの意味とは? と根源的な問いかけを受けた気がして、今も考え続けています。

 出演者の中では三浦透子の演技の評価が高いようです。私は手話を使って演技する韓国の女優さんの表現力が素晴らしいと感じました。

 主人公は西島秀俊。この俳優さん、茫洋とした雰囲気があって好きなのですが、演技力については正直言って「上手いんだか下手なんだかよくわからない」と思ってきました。この作品については…これも書かないでおきます。予備知識なしで見た方がいいですから。

 劇中劇、「ゴドーを待ちながら」(ベケット)は少し場面が出てくるだけですが、チェーホフの「ワーニャ伯父さん」が重要な役割を果たしています。昔読んだような気がするのだけれど、どんな内容だったか、何にも覚えていません。この映画を見て、読み直したくなりました。