冬すみれ雑記帳

山を歩いたり、お能を見たり。

すっかりご無沙汰してしまいました

 前の記事更新から2週間も経ってしまいました。なんだかとても忙しくて。

 1月末から始まった義太夫の個人稽古が3月末までに4回。素人弟子として、六代豊竹呂太夫師匠に教わっており、個人稽古は予約制でマンツーマンで教えていただきます。

 この稽古を受けるための一人稽古が大変! 一通り語るのにかかる時間はほんの6分ほどなのですが、詞章と曲節を正確に覚えなくてはなりません。これがとんでもなく難しい。覚えるだけでも容易ではない上に、短いパートに3人の人物が登場するので、それぞれを語り分け、その人物の思いや感情を表現しなくてはならないのです。

 その上、今回私が習っているパート(「絵本太功記 尼崎の段」の一部です)はクライマックス部分で高音が続くのです。高音が出なくて、義太夫を習い始めてからずっと悩んでいる私。思いきり大きな声を出すと、以前よりは高い声が出るようになってきましたが、それでも一苦労。やすやすときれいな高い声を出せる方が羨ましくてたまりません。

 ご近所の方がびっくりしないよう、窓を閉め切って稽古しています。4回予約したうちの4回目がやっと終わったのが、3月26日でした。ひとまずホッとしました。

 もう一つは、長年習っている茶道の行事です。3月30日に尼崎の劇場で行われる「研究会」という催しに出演しなければならず、そのお稽古が飛び飛びで6日間、合計12回ありました。同じ社中の方と5人でする1時間くらいの課目です。これも、記憶力がますますお粗末になってきている私には結構な苦労でした。

 30日のお昼にこれが終わった時は、心底ホッとしました。まるで初心者に教えるような内容のことがらを講師の先生から指導されたりして、相当恥ずかしかったのですけれども、終わってしまえば「まあいいか」で済ませています。
 オバーサンになってから、性格がオバサンになってきたらしいです。

 老人保健施設に入居していた義母が3月末にいったん家に帰り、今月中旬に我が家から近いところにある有料老人ホームに入居することになりました。
 母を見舞ったり、在宅での生活サポートについて(デイサービスやショートステイの利用の仕方など)どうプログラムを組むか、ケアマネさんや理学療法士さん、ヘルパーさんと相談しなければいけないことがたくさんありました。新しく入居するホームとのやりとりも必要です。

 義母の介護は夫が責任者になってくれているので、私は気が楽なのですが、時間の都合がつく限り、同行するようにしています。

 この間、ハイキングに行ったり、夫と近所の梅林へ終わりかけの梅を見に行ったり、川向こうの公園で花見をしたり、姉夫婦と姉の友人と5人で、とびきり美味しい焼肉を食べたりと、楽しい出来事もいくつかあり、それも含めてバタバタと過ごしていました。

 今週あたりからやっと少しずつ落ち着くと思うので、記事を更新していくつもりです。どうぞまた読んでくださいね。