冬すみれ雑記帳

山を歩いたり、お能を見たり。

2021-11-01から1ヶ月間の記事一覧

紅葉の再度公園〜新神戸コース

11月初めにちょっとした不注意から腰痛になってしまい、山歩きをやめていました。とほほです。 4週間ほど経ったので、リハビリのために短いコースを歩いてきました。三宮バスターミナルから森林植物園行きのバスが出ていて、再度公園にも止まるのです。この…

朝ドラ「カムカム」、第19回は「神回」でした

きのう放送された朝ドラ「カムカムエヴリバディ」の第19回は、今風に言うところの「神回」でした。 立ち直った金太は焼け跡にバラックを建て、和菓子屋「たちばな」を再開します。作るのはおはぎだけで、砂糖はないのでサッカリンを使います。安子は子どもの…

甲本雅裕、迫真の演技(朝ドラ「カムカムエヴリバディ」)

この数日、朝ドラの甲本雅裕の迫真の演技に目が釘付けになっています。主人公、橘安子(上白石萌音)の父親、橘金太。仕事一筋の和菓子職人という設定です。 ざっくりと、この間のストーリーを説明すると。 舞台地になっている岡山が空襲を受け、焼け野原に…

能「碁」(大槻能楽堂) つづき

「碁」、能にしては風変わりなタイトルです。宣伝用のチラシなどから源氏物語の空蝉と軒端の荻が登場する場面を題材にしていることがわかりました。源氏物語は現代語訳でもちゃんと読んだことがないので、その場面だけを前もってネットで調べておきました。…

能「碁」(大槻能楽堂)

昨日、大槻能楽堂で能「碁」を見ました。大槻文藏さんが復曲(長く上演が途絶えていた作品を、史料をもとに再現し、上演すること。大槻文藏さんは多数、手がけておられます)した作品の再上演です。「大槻文藏 三番能 復曲の名曲を観る!」と題して、10月に…

能「定家」(大槻能楽堂) そのまたつづき

前置きばかりが長くなってしまいました。 「定家」は、以前からぜひ見たいと思っていた曲で、この日、ようやく念願が叶いました。しかも顔ぶれがとても豪華(人間国宝3人、文化功労者1人)。こんな組み合わせで「定家」が見られるなんて、めったにないこと…

能「定家」(大槻能楽堂) つづき

公演に先立って、村上湛さんという方の解説がありました。 舞台は上京千本あたり。現在の千本通はその昔の朱雀大路で、都のメインストリートだったのです。そこに定家の「時雨の亭」があったという設定です。亭というのは壁のない東屋で、そのような簡素な建…

能「定家」(大槻能楽堂)

先週末、大槻能楽堂で能「定家」を見ました。 当日配られた資料からあらすじをお借りします。 北の国から都へやってきた旅の僧が、千本辺りで冬枯れの木立に残る紅葉の美しさなどを愛でていると、時雨にあってしまった。雨宿りに近くの東屋へ立ち寄ると、「…

「おかえりモネ」

朝ドラの「おかえりモネ」。放送が始まってしばらくは「なーんかつまらない」という感想で、見たり見なかったりでした。ところが、途中からだんだん面白くなってきて、中頃から最終回までは欠かさず見続けました。 今年は東日本大震災から10年。あの日、その…