冬すみれ雑記帳

山を歩いたり、お能を見たり。

2023-04-01から1ヶ月間の記事一覧

お茶(茶道)の楽しみ その3 薄茶と濃茶、炭手前

お茶の稽古で点てるお茶には、薄茶と濃茶(こいちゃ)の2種類があります。薄茶は少なめの抹茶に多めのお湯を注ぎ、茶筅で泡立てます。さらりとした、飲みやすいお茶です。どの程度泡立てるかは流儀によって違います。 濃茶は多めの抹茶に少なめのお湯を注ぎ…

お茶(茶道)の楽しみ その2

お茶のお稽古を楽しいと感じるのは、ほかにも理由があります。お茶室にいて、お稽古をしていると、五感が快く刺激されるのです。 視覚。お茶室という和風空間の美しさ。畳、土壁、建具、床の間、天井。それぞれが落ち着いた雰囲気です。調湿や吸音の効果もあ…

お茶(茶道)の楽しみ その1

40代の後半からお茶を習い始めて、一時は月に3度も4度も先生宅に通うほど、夢中になっていました。自分では月に10回くらい行きたいと思っていました。 お茶のお稽古は、「お点前(おてまえ)」を覚えることが中心です。 「お点前」というのは、お茶を点て…

亀井広忠さん 『12人の花形伝統芸能 覚悟と情熱』(中公新書ラクレ)から

亀井広忠さんの大鼓は何度も聴いたことがあります。とりわけ印象が強いのは「三番叟」です。「三番叟」の大鼓はこの人しか考えられないと思うほど。毎回、初めの一打から舞台の空気が変わります。 お父さんの亀井忠雄さんは同じお仕事(能の大鼓方)で人間国…

本の紹介 『12人の花形伝統芸能  覚悟と情熱』(中公新書ラクレ)

よく訪問しているブログで紹介されていた本です。中井美穂が読売新聞で2018年から連載していたインタビュー記事に手を入れて本にしたもの。発行されたのが2019年10月で、それから3年半が経った今、この本に登場する人たちの多くは中堅クラスの中でのトップ…

能「小塩(おじお)」

カタクリの花を堪能した小塩山。聞いたことのある名前だけど、なんだったかな? そうそう、能に「小塩」という曲があるのです。名前は知っているけれど見たことがなくて、内容もわかりません。喜多流能楽師、粟谷明生さんのブログをのぞくと、上演したときの…

カタクリの花が満開 小塩山

9日、山の会の例会で京都市西京区にある小塩山(おじおやま)を訪ねました。カタクリの花の群生地に行くのです。この春は気温が高めの日が多く、どの花も早く咲き始めているので、まだ咲いているかな? そろそろ終わっているんじゃないかな? と半信半疑の気…

王子が岳(岡山) コバノミツバツツジと巨岩、奇岩、そして瀬戸内海の眺望

2日(日)、山の会の例会で岡山県の王子が岳に行きました。CLさんが配ってくれた資料によると、児島半島の南端、玉野市と倉敷市の境目あたりにある山です。27人定員の貸切バスに25人が乗って、朝7時半頃に阪急電車の西宮北口駅付近を出発。中国道のサービス…

山の辺の道 16km

30日(木)に山の会の例会で奈良の山の辺の道を歩いてきました。約16kmの行程です。 近鉄電車の桜井駅を下車して歩き始めます。初めは舗装路が多くて足が疲れました。やがて、桜並木の土手に出ました。 大神(おおみわ)神社。とても立派です。たまに能の公…