冬すみれ雑記帳

山を歩いたり、お能を見たり。

カタクリの花が満開 小塩山

 9日、山の会の例会で京都市西京区にある小塩山(おじおやま)を訪ねました。カタクリの花の群生地に行くのです。この春は気温が高めの日が多く、どの花も早く咲き始めているので、まだ咲いているかな? そろそろ終わっているんじゃないかな? と半信半疑の気持ちで行きました。

 小塩山は京都の西側、西山連峰に位置する山です。JR高槻駅のそばから1時間近くもバスに乗り、中畑回転場というバス停へ。また1時間近く林道を歩いて、やっと山道に入ります。バスの始発が10時過ぎだったので、登り始めた時には12時頃になっていました。眺めの良い場所で昼ごはんを食べて、小塩山山頂についたのは1時半ごろ。

 ここからカタクリの群生地を3カ所回りました。日曜日なので訪問者が多いのですが、出発が遅かった分、着いたのが午後になったので、人出のピークをはずせて、結果はラッキーでした。

 3カ所とも花は咲いていました。1カ所目より2カ所目が見頃で、数も多く、見事でした。

 山の斜面一帯に咲き乱れている様子は圧巻です。

 白いカタクリも見つけました。

 2カ所目と3カ所目とではカタクリ以外の花もたくさん楽しめました。

 シハイスミレ。

 シロバナニシキゴロモ。

 チゴユリ

 ヤマネコノメソウ。

 ミヤマカタバミ

 エンレイソウ

 ムラサキケマン

 

 群生地はフェンスで囲って、地元のボランティアの人たちが維持・管理をしています。そうしないと、野生のシカに根っこごと食べられてしまうのだとか。カタクリは芽吹いてから花を咲かせるまでに何年もかかるので、保護しないと絶滅してしまうのだそうです。

 下りは歩きにくい急坂もありましたが、リーダーさんが参加者の様子を見ながらゆっくり歩いてくださったので助かりました。

 今年は例会で運よく何度も花を楽しめて、春を満喫しています。