冬すみれ雑記帳

山を歩いたり、お能を見たり。

王子が岳(岡山) コバノミツバツツジと巨岩、奇岩、そして瀬戸内海の眺望

 2日(日)、山の会の例会で岡山県の王子が岳に行きました。CLさんが配ってくれた資料によると、児島半島の南端、玉野市倉敷市の境目あたりにある山です。27人定員の貸切バスに25人が乗って、朝7時半頃に阪急電車西宮北口駅付近を出発。中国道のサービスエリアで2度休憩して、海沿いの渋川港駐車場でバスを降りました。

 100mほど歩くと登山口です。いきなり段差の大きい階段が始まり、長々と続きました。コバノミツバツツジが満開。登るにつれて、眼下に瀬戸内海の眺望が広がります。

 コバノミツバツツジの並木路を歩いて行きました。

 30分ほど登ると、矢出山。標高はわずか155m。でも、六甲山と違って、標高0mから登っているので、それなりの標高差はあるのです。

 快晴だし、スケールの大きな眺めなのですが、写真ではよくわかりませんね。

 さらに30分ほど登ったり下ったりして、ニコニコ岩に着きました。ユーモラスな表情の巨岩です。

 ほかにも大きなゴツゴツした岩がたくさん見られて、独特の景観です。

 12時半頃、王子が岳(新割山)に着きました。標高234.4m。360度の展望が楽しめる展望台のある所から緩やかに登って、広々とした芝生でお昼休憩です。

 下り道は急坂で足が滑りやすかったりするので、ゆっくり歩きます。下りも途中の眺めが素晴らしく、何度か休憩を取らせてもらいました。修験者の道場があり、岩に仏画が描かれています。

 写真ではわかりにくいかも?

 ゆっくり歩くランクの例会だったので、私よりもっと高齢で足の弱い方もいましたが、誰も怪我することなく無事に下山できました。鷲羽山に寄って、瀬戸大橋を見下ろす瀬戸内海の見事な眺望を楽しんでから帰路につきます。西宮北口駅には7時半ごろ到着しました。

 参加費は7500円。と思ったら、余ったとかで、鷲羽山での休憩時に800円を返してくれました。ボランティアで運営している会なので、誰もマージンを取ったりしませんから、格安料金です。

 普段よく歩いている六甲山や中山とは雰囲気も眺めもまるで違う山を、山の会の人たちと一緒に歩いて、とても楽しかった! こんな遠方の例会を企画し、下見をして、行き届いた案内をしてくださったCLさんSLさんには感謝しかありません。