冬すみれ雑記帳

山を歩いたり、お能を見たり。

9月末までの山歩き記録

8月21日(土)

 立山行きを控えて、一人で六甲を歩きました。8日にゆこりんさんと二人でトレーニング山行をしたものの、そのあと雨が降り続いて、まったく歩けていなかったのです。ようやく雨が上がったこの日、大雨の後でも比較的歩きやすいコースを選んで出かけました。

 諏訪山公園→猩々池→善助茶屋跡→再度公園→蛇ヶ谷→市ヶ原→布引滝→新神戸。大雨の痕跡はやはり大きく、舗装路の上を水が流れていたり、歩くのをためらうようなぬかるみが何カ所もあったりしました。再度公園の手前では重機を使って道の補修工事をしていました。ぬかるみがひどいので土を入れて埋めているのかなと思ったのですが、9月になってから行ってみると、小さめの石が敷き詰められていました。そんな余計なことをしなくても、前のような土の道に戻してくれる方が歩きやすいのになあ。

 五本松かくれ滝も布引の滝も水量が多く、轟音をたてて流れ落ちていました。山中はミンミンゼミ、ツクツク法師、ヒグラシが大合唱。蝉たちも季節がわからなくなっているのでしょうか。

 YAMAPでは7.0km、3時間半ほどの山歩きでした。

 

9月6日(月)

 山の会で9月26日にAランク例会のSLをすることになり、その下見に行きました。CLさんのほかに同行者が5人いてにぎやかでした。

 コースは新神戸→布引滝→市ヶ原→蛇ヶ谷→再度公園→大師道→善助茶屋跡→猩々池→諏訪山公園。8月21日のコースを逆に進む内容です。同じコースでも逆に行くと、意外と分岐がわかりにくくなり、CLさんがYAMAPで確かめたりしました。

 CLさんが六甲山のマザーツリーのことをよくご存知で、大龍寺付近にある3本を教えてもらいました。マザーツリーというのは、2006年、六甲が瀬戸内海国立公園六甲山地区に指定されてから50年になったことを記念して、神戸市が明石海峡から宝塚市までの山系に生えている「母なる木」を公募し、20本(今は19本)が選ばれたもの。幹回りが20m以上ある樹木の中から高さや風格を考慮して選んだそうで、摩耶山周辺に多いのだそうです。

 大龍寺の近くにあるのはNo.17、13、3のマザーツリーで、どれもスダジイという種類でした。見れば、マザーツリーに選ばれるだけのことはあって、幹回りがごつく、高くて、威厳の感じられる木ばかりでした。

 この日は8.3km、4時間半ほど歩きました。

 この例会の本番は緊急事態宣言の延長で中止になりました。

 

9月13日(月)

 6日に下見したコースを忘れないうちにおさらいしておくことにしました。同じ山の会の友達、YさんとShさんがつきあってくれました。先週歩いたばかりなのに、分岐で「どっちだったかな?」と考えてしまう箇所もあったりして、早めにおさらいしておいてよかったです。

 このコースは山の会のA例会定番コースの一つなので、いずれまたリーダーをする機会があるかもしれません。いくつかある分岐をノートに書いておいたので、先々役に立ちそうです。

 

9月19日(日)

 去年の秋、足底筋膜炎になり、今年の春からリハビリ歩きを始めましたが、今までに歩いたのは山の会のA例会かA健(健脚)例会コースの道ばかり。Bランクのコースはまだ一度も歩いていませんでした。10月に例会が再開されたらB例会に行きたいので、ぼちぼちトレーニングを始めなければなりません。そこでゆこりんさんにお願いして、Bランクのコースの一つに連れて行ってもらいました。これで道を覚えれば、今後また緊急事態宣言が出て例会が中止になっても個人山行で歩くことができます。

 コースは神戸電鉄鵯越駅→菊水山→鍋蓋山→鍋蓋北道→再度公園→蛇ヶ谷→市ヶ原→布引滝→新神戸です。駅から登山口までがわかりにくくて、しっかりメモを取りました。登山道に入ってからは標識が整っているので迷うことはなさそうです。再度公園から新神戸までは歩き慣れた道です。

 以前にも歩いたことがあるので前もってわかっていたけれど、菊水山の上りは急登でしかも階段続き。きついです。やっと山頂に着いて、少し休憩してまた下り、鍋蓋山の上りに入ります。ここもきついですが、土道を歩くので菊水山よりはましに感じられました。

 9時半に鵯越駅を出発して、昼ごはんは鍋蓋山で食べ、再度公園到着は1時35分。新神戸に着いたのは3時半ごろでした。よく歩いた! ゆこりんさんに「だいぶ歩けるようになったね」と言ってもらいました。少し自信がついたかな? 案内してくれたゆこりんさんに感謝です。この日は山の会の友達のYさんが同行。Bのコースは自信がないと言っていたのですが、しっかり歩けていました。

 YAMAPでは10.2km、5時間59分、上り797m、下り874mでした。

 

9月26日(日)

 山の会のB例会定番コースの一つを家族と歩きました。岡本駅の山手にある天井川公園を出発し、八幡谷→打越峠→住吉川左岸→雨ヶ峠→風吹岩→蛙岩→会下山遺跡→山芦屋公園にゴール。

 打越峠までは何度も行ったことがありますが、そこから先は初めてでした(正確に言うと、住吉川左岸に着くまでの途中にクリンソウの小群落があり、5月の連休に見に行きました。その後、打越峠に引き返しました)。

 住吉川左岸から雨ヶ峠まで1時間くらいかかり、アップダウンの多い歩きにくい道でした。雨ヶ峠で遅めの昼食。そこから風吹岩までは25分と、案外近いです。風吹岩から蛙岩までの30分の下りが苦手だったのに、いつもよりは早く、25分で歩けました。その後、会下山遺跡を下りて道路に出るまでにまた30分かかり、「やっぱりしんどいなあ」と思ってしまいました。

 山中は、先週までしきりだった蝉の声がすっかり止み、秋の虫がかすかに鳴いていました。

 YAMAPの記録では9.8km、5時間20分。上り829m、下り847m。標高で言うと50mちょいのあたりから600mのあたりまで登ったようです。

 19日のBコースは午後は楽ちんだったけど、今回は午後もそこそこのきつさで、距離も19日と変わらない長さだったので、19日より疲れました。でも心地よい疲れで、夜、ぐっすりと9時間半も眠れたのには我ながらびっくりしました。