冬すみれ雑記帳

山を歩いたり、お能を見たり。

2017-11-01から1ヶ月間の記事一覧

2017年の観能記録

能は以前から、鍛え抜かれた生の声が能楽堂に響き渡る感じが好きで、ときどき見に行っていました。本格的に見始めたのは今年になってからです。大槻文藏さん、友枝昭世さんのような上手な方がシテを演じる能を見ると、心身が癒され清められる感じがして、病…

「清経」「葵上」は着物で

23日は着物を着て行きました。 青色地に葡萄唐草柄の小紋。東寺の弘法市で手に入れたものです。帯は鬘帯文様の名古屋帯。西陣にある「織成館(おりなすかん)」でずいぶん昔に安く購入しました。 鬘帯は能で女性役の髪を飾るアクセサリーです。 帯締めは紅葉…

能「清経」、「葵上」などを見ました

23日(祝日)、大槻能楽堂へ。「大槻文蔵 裕一の会」を見ました。大槻秀夫さん(文蔵さんのお父さん)の二十七回忌追善公演だそうで、約4時間みっちり、顔ぶれも豪華でした。 まず、能「清経」。シテは大槻文蔵(人間国宝、以下、「さん」を省略します)。 …

箏の演奏会は着物で

相楽園へ箏の演奏を聴きに行った日は、着物を着て行きました。文楽鑑賞の日に着るつもりで用意していた一揃えをようやく着ることができました。 無地の紬に塩瀬の名古屋帯。帯は黒地に唐子の文様です。帯締め、帯揚げは色づいた銀杏のイメージ。 お太鼓には…

相楽園で箏の演奏会

日曜日は神戸の相楽園へ。 旧友が出演する箏(琴)の演奏会を聴くためです。 前半は江戸時代〜明治時代に作られた曲が3曲。後半は現代曲が2曲。締めくくりは童謡のメドレーでした。 どの曲も尺八と箏の合奏。三味線が加わった曲もありました。箏は、低音部…

能「松山天狗」を見ました

土曜日に大阪の大槻能楽堂で「松山天狗」という曲を見ました。 この題からは想像しにくいですが、流罪になりその地で没した崇徳院の御陵を西行法師が訪ね、歌を捧げて弔う、というお話です。 お約束どおり老人が現れて御陵へと案内した後、墓の中に消え、夜…

文楽11月公演 「心中宵庚申」「紅葉狩」

木曜日に大阪の国立文楽劇場で「心中宵庚申(こうしん)」と「紅葉狩」を見ました。どちらもこれまでに何度か見たことのある演目です。 「心中宵庚申」は近松門左衛門作。お千代と半兵衛という、恋人同士ではなく夫婦が心中するところが珍しい。現実に起きた…

摂津峡でハイキング。俳句も作りました

友達のそらまめさんから誘ってもらい、火曜日に大阪の摂津峡でハイキングをしました。天気は晴れ、気温もほどよく、絶好の行楽日和です。女性ばかり4人、お昼の休憩を挟んでおよそ2時間半、歩きました。 コースは初心者の私に配慮してくれて、歩きやすい道…

京都で顔見世興行のお練り。そこで一句

先日の日曜日、京都で顔見世興行を目前にしたお練りが行われました。芝翫(しかん)の名前を襲名した中村橋之助と、同時にそれぞれ新しい名前を名乗ることになった3人の息子の襲名披露が行われるので、親子4人のお練りでした。 いつもの会場、南座が耐震工…

「はじめての俳句」講座第2回に参加しました その2

後半は「ひとりの俳人の句をまとめて詠んでみましょう」。星野立子(たつこ)が取り上げられました。 しんしんと寒さがたのし歩みゆく たはむれにハンカチ振って別れけり 春たのしなせば片づく用ばかり 美しき緑走れり夏料理 考へても疲るるばかり曼珠沙華 …

「はじめての俳句」講座第2回に参加しました

月1回の「はじめての俳句」講座、第2回です。 「晩秋の季語を学び、名句を読み味わいましょう」と、講師の先生がレジュメにあげた句は7つ。 季語 秋の暮 此道や行人なしに秋の暮 松尾芭蕉 季語 行秋 行く秋や水の中にも風の音 正岡子規 季語 秋深し 秋深き…

俳句作りを続けています

前回は説明し過ぎたと反省しています。読み手が自由に想像する余地を残さないといけないですね。 10月30日に作った句 秋天や庭の雀に米をまく 秋深し急がぬメールの返事待つ 新蕎麦を打つ手ちひさき友の笑み 装束に秋を映して能楽堂 10月31日に作った句 玲瓏…

句作に励んでいます

このところほぼ毎日、俳句を作っています。ジムで運動している時や、家事を片付けている時など、ずっと考えていて、まとまるとノートに書きます。 難しいと感じることもなく、するするとできます。が、しょせん素人なので、我ながらレベルは低いです。一つ一…