冬すみれ雑記帳

山を歩いたり、お能を見たり。

京都で顔見世興行のお練り。そこで一句

 先日の日曜日、京都で顔見世興行を目前にしたお練りが行われました。芝翫(しかん)の名前を襲名した中村橋之助と、同時にそれぞれ新しい名前を名乗ることになった3人の息子の襲名披露が行われるので、親子4人のお練りでした。
 いつもの会場、南座が耐震工事中なので、今年は岡崎のロームシアターで開かれます。一行は八坂神社で成功祈願をしてから岡崎までの道を人力車でゆっくり進んだそうです。

 近隣に住んでいる娘の住まいには、前もって「声援してください」という趣旨の回覧板が回ってきたとのこと。私に似て歌舞伎が好きな娘は、当日、3歳の孫娘を連れて沿道で見物したそうです。
 ラインで写真を送ってきました。残念ながら逆光で、役者さんの顔はよくわかりませんでした(^-^;
 息子さん3人ともイケメンさんだった、というのが娘の感想です。

 孫と近所の1歳の女の子が、わけもわからず一生懸命手を振るのが役者さんたちにウケたらしく、いっぱい手を振ってもらったと、娘は喜んでいました。
 未来の歌舞伎ファンだと期待されたかもしれません。

  顔見世のお練り手を振る京の秋

*歳時記で調べてみたら、「顔見世」は冬の季語でした。おそらく、以前、顔見世興行が12月だけ行われていたからでしょう。最近は11月〜12月の2カ月にわたって開催されるのが通例なので、冬の季語だということは考えなくて構わないだろうと思います。