冬すみれ雑記帳

山を歩いたり、お能を見たり。

摂津峡でハイキング。俳句も作りました

 友達のそらまめさんから誘ってもらい、火曜日に大阪の摂津峡でハイキングをしました。天気は晴れ、気温もほどよく、絶好の行楽日和です。女性ばかり4人、お昼の休憩を挟んでおよそ2時間半、歩きました。
 コースは初心者の私に配慮してくれて、歩きやすい道でした。それでも勾配のきつい階段の上り下りもあって、変化に富んでいました。

 この前の台風の影響か、大木が根こそぎ倒れているのを何度も見かけました。道の上にも倒れているので、またいだり、時にはくぐったり。
 杉の枝がどっさり道に落ちていたりもして、凄まじい強風が吹き荒れたことがわかりました。

 紅葉を少し期待していましたが、ごく一部でした。「もみじ谷」という名前のポイントがありましたが、ほんの1本か2本だけ。

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 歩いている間は余裕がなくてメモすら取れなかったので、帰宅してからと翌日に句を作りました。

   倒木をまたぎて進む秋の峡(かい) 

   ひともとの紅葉(もみじ)明るし峡の道

 紅葉しかけている木は、緑から朱色へのグラデーションが見事です。

   緑から朱へと移ろふ紅葉かな

 ハイキングに来るのは何年ぶり? ン十年ぶりかもしれません。森林浴の気持ちいいことといったら!

    秋山や胚細胞の清らかに

 どこからか水音が聞こえるな、と思ったら、滝でした。

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    奔る(はしる)滝秋天の中そうそうと

 渓流沿いの道も歩きました。水は透き通っています。

    秋の川澄みて雑念流しけり

 柿の木にぽつんぽつんと実が残っています。ほかは鳥たちが食べたのでしょうか。

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    柿残るカラス我が子に運びしか

 ↑童謡の「七つの子」を思い出しました。

 自然の中を歩くって、こんなに気持ちいいんだと、思い出しました。

    秋天やカラダ喜ぶハイキング

 ↑平凡ですが、実感そのままです。