初心者向け俳句講座、秋の句
先週の木曜は月1回の初心者向け俳句講座の日でした。今回は秋の季語を使った句の紹介。先生が解説をされました。
鈴虫 月鈴子(げつれいし)
一病のあとや鈴虫野へ返す 井上 雪
萩 鹿鳴草、鹿妻草、こぼれ萩、山萩…
手に負へぬ萩の乱れとなりしかな 安住 敦 *
金木犀 銀木犀
この路地の金木犀も了りけり 中岡毅雄 *
木犀や同棲二年目の畳 高柳克弘
林檎 林檎園、林檎狩
林檎もぎ空にさざなみ立たせけり 村上喜代子
星空へ店より林檎あふれをり 橋本多佳子
梨 有の実、ラ・フランス
勉強部屋覗くつもりの梨を剥く 山田弘子
葡萄 マスカット、デラウェア、ピオーネ
葡萄洗ふ粒ぎつしりと水はじき 星野恒彦
葡萄食ふ一語一語の如くにて 中村草田男 *
栗
行く秋や手をひろげたる栗のいが
※この句は季重なり。なんと、芭蕉の句だそうです。
家よりも古き栗の木栗実る 岩田由美
石榴(ざくろ) 実石榴
くれなゐの涙ぎつしりざくろの実 和田知子
胡桃
胡桃割る胡桃の中に使はぬ部屋 鷹羽狩行
胡桃二つころがりふたつ音違ふ 藤田湘子 *
今回は「いいな♪」と思う句がいくつもありました。作者名の後ろに*を付けた句です。
この講座を受講し始めて1年になりました。このところなかなか句が詠めません。1日に10句くらいは詠んでいた時期もあったのに、今は頭が俳句を詠む状態にならないのです。何でだろう?
帰り道、講座で知り合った人とおしゃべり。
以前、私が彼女にすすめた藤田湘子の『20週俳句入門』はピンと来なくて、途中で読むのをやめてしまったとのこと。
又吉直樹と堀本裕樹の『芸人と俳人』(集英社文庫)が面白かったと言います。早速、書店で買って読み始めましたが、今度は私がもう一つピンと来なくて挫折しています。又吉直樹の日本語センスはさすがだなあと感心しましたけれども。
人によって感じ方は随分違うんですね。
この路地の金木犀も了りけり 中岡毅雄 *
木犀や同棲二年目の畳 高柳克弘
林檎 林檎園、林檎狩
林檎もぎ空にさざなみ立たせけり 村上喜代子
星空へ店より林檎あふれをり 橋本多佳子
梨 有の実、ラ・フランス
勉強部屋覗くつもりの梨を剥く 山田弘子
葡萄 マスカット、デラウェア、ピオーネ
葡萄洗ふ粒ぎつしりと水はじき 星野恒彦
葡萄食ふ一語一語の如くにて 中村草田男 *
栗
行く秋や手をひろげたる栗のいが
※この句は季重なり。なんと、芭蕉の句だそうです。
家よりも古き栗の木栗実る 岩田由美
石榴(ざくろ) 実石榴
くれなゐの涙ぎつしりざくろの実 和田知子
胡桃
胡桃割る胡桃の中に使はぬ部屋 鷹羽狩行
胡桃二つころがりふたつ音違ふ 藤田湘子 *
今回は「いいな♪」と思う句がいくつもありました。作者名の後ろに*を付けた句です。
この講座を受講し始めて1年になりました。このところなかなか句が詠めません。1日に10句くらいは詠んでいた時期もあったのに、今は頭が俳句を詠む状態にならないのです。何でだろう?
帰り道、講座で知り合った人とおしゃべり。
以前、私が彼女にすすめた藤田湘子の『20週俳句入門』はピンと来なくて、途中で読むのをやめてしまったとのこと。
又吉直樹と堀本裕樹の『芸人と俳人』(集英社文庫)が面白かったと言います。早速、書店で買って読み始めましたが、今度は私がもう一つピンと来なくて挫折しています。又吉直樹の日本語センスはさすがだなあと感心しましたけれども。
人によって感じ方は随分違うんですね。