冬すみれ雑記帳

山を歩いたり、お能を見たり。

「まつやま俳句ポスト」で入選

 夏井いつきさんが主宰なさっているネット句会「まつやま俳句ポスト」にも初めて投句してみました。こちらは兼題が決まっているので、初心者には敷居が高かったのです。
 でも、6月の兼題が「夏草」で、これなら詠めそうだと思い、何句か作って初投稿してみました。

 先日、その発表を見ましたら、数多い「並選」の中にやっと私の句を見つけることができました。

    雨戸繰る老母不在や夏の草     桂

 なーんだ、並選かあと、がっかりしたのですが…。

 今回、1355人が合計7159句を投句したのですって。この数字は史上最大だそうです。
 この中から、天1句、地9句、人約600句(あまりに多すぎて、数えているうちによくわからなくなってしまいました)、そして並選が約600句選ばれています。

 計算してみると、並選に選ばれる確率はわずか0.09%です。そう考えると、喜んでいいみたいです。
 でも、並選リストに載っている句を読むと、どれも私にはみるからに初心者の句に思えました。ということは、私の句もそのレベルだということですよね。

 「夏草」に続いて、「踊」という兼題にも投句しました。結果は我ながらあまり期待できない気がしています。

 「天」に選ばれる確率は0.0001%、「地」は0.001%。ぜひその中に入ってみたいです。
 と、大きなことを言いながら、私なりの俳句のスタイルと言ったようなものが、いまだにさっぱりわかりません。どんな句がいいのかも、あんまりよくわからない状態が続いています。

 夏井いつきさんは自分ですべての句に目を通して、選考なさるんですって。大変な作業ですよね。ブログを拝見すると咳がなかなか治らず困っておられるようです。
 この方のおかげで俳句愛好者の裾野は一挙に広がったと思います。ぜひともお体を大事になさって、活躍を続けていただきたいです。