冬すみれ雑記帳

山を歩いたり、お能を見たり。

謡本の符号

前の記事に謡本の写真をアップしましたが、符号が見えにくいので拡大しました。「三輪」という曲の謡本です。

 

 

 すべての語の右側に付いている符号は意味があったりなかったりです。語り、つまり登場人物のセリフの部分だとこれが付いていません。が、セリフでも謡うように言う場合には付いています。

「上」「ハル」「ウ」などは音の高低を表します。かぎかっこのようなのや「クル」「入」は抑揚を…、でもツヨ吟とヨワ吟とでは違ってきます。ああ、ややこしい。