冬すみれ雑記帳

山を歩いたり、お能を見たり。

義母の知恵…生ゴミを減らして野菜を作る

 昨年亡くなった義母はとてもかしこい人で、ずいぶんいろんなことを教えてもらいました。その中で、私が今も続けていることの一つは、庭にコンポストを置いて、台所から出る生ゴミをそこに入れることです。こうすると、収集日に出すゴミの量が格段に減ります。

 コンポストというのはプラスチックのバケツを特大にしたようなものです。底がなくて、上には蓋がついています。これを土の上に置いて、毎日生ゴミを入れていると、だんだんゴミが分解され、発酵して堆肥になります。

 義母は庭に一坪余りの畑を作り、野菜を育てていました。肥料はコンポストで作った堆肥です。農薬も使わないので、「無農薬有機農業よ」と自慢していました。義母が作った野菜は大きく育つし、味も濃くて美味しかったです。よく覚えているのはミニトマト、なす、ラディッシュスナップエンドウいんげん、それに特大のきゅうり。根菜類も作っていたみたいです。

 我が家の場合、猫の額ほどの庭しかないのですが、コンポストはなんとか置けました。コンポストを使うとゴミを減らせるため、購入時には自治体から補助が受けられました。堆肥ができると、庭木の根元に入れています。野菜もちょっとだけ作っているので、野菜の肥料にも使っています。マンションのベランダで使えるコンポストもあるらしいです。