冬すみれ雑記帳

山を歩いたり、お能を見たり。

山の会の「Bテスト」に合格しました

 6月初めに入会した山の会では、すべての会員を実力や健康状態、年齢に応じてランク分けしています。例会(山歩き)もすべてランク別に行われ、自分のランクより上(難しい)のコースには参加できません。

 入会すると、誰もがAランクになります。初級者といったところでしょう。この段階でS(Aよりも足の弱い人向け)の例会と、Aの例会と、A健の例会に参加することができます。「健」は健脚の意味です。

 私は初めはAの例会でゆっくりのんびり山歩きを楽しんでいて、当分はこのままAランクにいようと思っていました。でも、Bランク(中級かな)になるには70歳未満という年齢制限があるのです。それなら体調と気候の良いうちに挑戦してみようという気持ちになって来ました。その目標ができてからはなるべくA健コースを選んで歩きました。

 10月になってからBテストを2度、受けました。「Bテスト」として設定された例会に参加して、装備、体力、技術などを見てもらうのです(テスト申込者以外のB会員も参加します)。2度以上テストを受けて、その結果でBランクに行けるかどうかが決まります。

 1回目は新神戸駅〜布引滝〜市ケ原〜稲妻坂〜天狗道〜摩耶山と登り、山寺尾根〜長嶺堰堤〜護国神社〜阪急六甲と下るコース。約11kmを4時間で歩きました。山寺尾根から摩耶山へ登ったことはこれまでに2度ありましたが、下ったのは初めてでした。

 2度目は阪急岡本駅〜八幡谷〜打越峠〜出合〜西お多福山と登り、一軒茶屋〜魚屋道〜瑞宝寺公園〜有馬バスセンターと下りました。こちらは12.5km、5時間。登りが長くて、足がヘトヘトに疲れてしまいました。そのせいもあり、もともと下りに弱いこともあって、下りでは前を歩く人に少し遅れがちでした。

 今週の水曜日に判定の会議が行われたはずなので、今日あたり、結果を知らせるハガキが来るかもと、期待と不安の入り混じった気持ちで待っていたところ、来ました! 合格の通知です。やった! うれしい!!!

  6月初めに入会した頃は、Bランクに行くなんて、私の実力ではとんでもないことのように思っていました。その後、10月まで、8月以外はほぼ週に1回のペースで例会に参加して山道を歩き、入会以前よりずいぶん足の筋肉が鍛えられたようです。苦手だった下りも、前よりは安定して歩けるようになりました。

 Bテストの例会で歩くコースは難易度でいうと、BとB健の中間くらいなんだそうです。それを2回、歩ききったのだから、これからはBのコースに行ってもたぶん歩ききれるのでしょう。B健コースは遠慮しておきますが。Bの例会は同じ1日にもいくつも設定されているので、どれに行こうか選ぶのが楽しい悩みになりそうです。

 山の会で出会う会員さんたちの中には80代でもとてもお元気で、それぞれの実力に応じた山歩きを楽しんでいる方が数えきれないほど、たくさんおられます。私も無理のない範囲で、怪我しないことに注意を払って、山歩きを長く楽しく続けていきたいです。